歯を強くするためにとりたい食材

歯を強くすることのできる食べ物

後期高齢者の歯の本数

健康な歯を作る栄養素

口の中では、摂取される糖を餌にして虫歯の原因となる細菌破産を生成し、歯の表面のエナメル質を溶かす(脱灰)ことで進行します。

脱灰によりエナメル質のカルシウムとリンが溶けだして穴が開き、その下の象牙質を侵食していき、重度になるとその下の歯髄(神経や血管が通っている部分)まで侵食するのです。
エナメル質の部分で起こる脱灰は、通常唾液に含まれるカルシウムイオンやリン酸イオンが再石灰化を促すことで自然治癒していきます。
虫歯に負けない健康な歯を作るためには、この再石灰化を進めるうえで重要な栄養素を積極的に摂取することが大切です。

カルシウムは歯だけでなく、骨を強くする効果も高い栄養素です。
小魚や牛乳をはじめとする乳製品に多く含まれます。
また、リンもカルシウムに匹敵するほど重要な栄養素です。
タンパク質の多い食品に多く含まれ、肉や魚、卵、乳製品が代表的なものでしょう。

カルシウムとリンのバランス

歯を強くするために大切な栄養素であるカルシウムとリン。
ここで注意が必要なのが、この2つの栄養素のバランスを保つことでしょう。
カルシウムを多く摂りすぎるとリンの吸収が低下し、逆にリンを摂りすぎるとカルシウムの吸収を邪魔してしまうのです。
両方とも同じ量になるよう、バランスよく摂る必要があります。

特にリンは、リン酸塩として食品添加物で使用されることが多いため、意識していないところで過剰摂取しているかもしれません。
ハムやソーセージなどの加工品、清涼飲料水やスナック菓子、インスタント食品にも多く含まれています。
これらの食品を多く摂取する傾向にある方は要注意です。
歯の健康のために意識してリンを取ろうとして、カルシウムの吸収を阻害している可能性があります。

加工食品を調理する時に下茹でしたりすることでリン酸塩を減らすことが出来るので、調理の際、ひと工夫してみるのも良いでしょう。


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